はて、方向音痴は治るのか?

以前のエントリーで、「図を描かずに図形問題を解く生徒」の存在の話をしました。

その後、彼女が「方向音痴」であることが明らかになります。

さて、方向音痴は治るものなのでしょうか?

答えはもちろん、「わかりません!」です。

ただ、方向音痴な人は、そうでない人が何気なくやっていることをやれていない、場合によっては放棄している、という可能性があるというところまでは言えます。

では、その「何気なくやっていること」って何なのでしょう?

1) 地図を頭に思い浮かべる ←これができないで困ってる、という話はちょっと待ってね。

2) 道を歩いているうちに、思いがけず、知っている道につながった時に、その方向と距離を(歩いてきた時間を参考にしつつ)、頭の中の地図との齟齬を修正する。

3) 実際に地図を見ることによって、現実の地図と頭の中の地図との齟齬を修正する

4)1)に戻る

これかな? と。

1)で思い描く地図というのは、あらかじめ地図を頭にインプットしていない限り、とりあえず、現在地とそこから見える道だけになります。真っ白な紙に線が一本。見えている脇道を考えると、その一本の線に何本かの短い「毛」が生えていることになりますね。

まず、これを描けるかどうか。

方向音痴な人はここをやってないんじゃないか!?

まずは、いい加減(テケトー)なものでいいから地図を描き始めること。そこから始まるんじゃないか、と。

そして、絶え間ないそのアップデート。

これが、図形問題を描くときの試行錯誤につながるんじゃないか、と。

具体例が要ります?

今年のセンター数学IA(第2問〔1〕)でどうでしょう?

問題を解いていくと、長さ3の辺CDの描き方が定まらないことに気づくわけですね。

んで次のページを見ると雑に「台形」とか書いてある & 平行な二辺がどこか未指定。

そして、それを調べる問題だということがわかるわけですね。

図示すると・・・・・こんな感じかな?

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この問題は誘導の意味を考えることも重要だとは思いますが、誘導の意味が分からなくても全然問題が解けてしまうという・・・。評価は分かれるかもしれません。

 

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