三つの石で地球がわかる|藤岡換太郎|講談社ブルーバックス

随分前になります。

小学校三年生になる娘が河原で黒っぽい石を拾ってきて,

「お父さん,これ黒曜石だよ~」

って話しかけてきたんです。

どこで「黒曜石」なる言葉を覚えてきたのか,という驚きも一方でありましたが,それが黒曜石かどうかを調べるすべがないことにも思い至ったわけです。

「そういえば,石のことを知らねぇ・・・全然知らねぇ」

ということで,その後,筑波にある「地質標本館」に家族そろって行ってみたり,図鑑を調べてみたり,石屋で500円で黒曜石を買ってみたり(売ってたんです!),もちろんGoogle先生に教えを乞うてみたりしました(産地的にはうちの近所に落ちてる可能性は低そう),・・・わかんないんですよね。

そんなオレにおすすめの本。

三つの石で地球がわかる|藤岡換太郎|講談社ブルーバックス

中学校の理科の時間に,「火成岩は火山岩と深成岩に分けられて,火山岩はさらに流紋岩,安山岩,玄武岩に分けられ,深成岩はさらに花崗岩,閃緑岩,斑糲岩に分かれる。その組成は例えば玄武岩だと,橄欖石,輝石,角閃石,長石などからなり・・・etc という内容を,一覧表(下のリンク先などを参照してください)にまとめて勉強しましたね? これは,地質学者のノーマン・ボーエンが提唱した「本源マグマ」という考え方に依拠した,現在ではかなり「理想化された」考えと捉えられているようです。

この,ただの暗記に陥りがちな一覧表を,「三つの石」を手掛かりに交通整理してみようというのがこの本です。決してすらすら読める本ではありませんが,それだけちゃんと説明しようとしてくれているんだなぁという印象を受けます。本気で「石マニア」を作りたいんだろうなぁという,著者の情熱みたいなものを感じるわけですね。

石マニアになりたい人は,ぜひどうぞ!

例の一覧表・・・

火山と岩石

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