『海はどうしてできたのか』|藤岡換太郎|講談社ブルーバックス

Camels Ordinarily Sit Down Carefully, Perhaps
Their Joints Creak Tremendously Quietly.

これ何だかわかりますか?

ラクダが座るときの様子を表した英文です。まぁ,そりゃ読めばわかりますよね? Jointは関節のことで,Creakというのは「軋む(きしむ)」という意味だそうです。

さらに,これには仕掛けがあって,各単語の頭文字が顕生代(5億4000万年前~現在)の地質年代(何とか紀=Period)と一致しているという! これは,生物や地学の受験生にとってツカエルんでは? 

カンブリア紀(Cambrian)
オルドビス紀(Ordovician)
シルル紀(Silurian)
デボン紀(Devonian)
石炭紀(Carboniferous)
ペルム紀(Permian)
三畳紀(Triassic)
ジュラ紀(Jurassic)
白亜紀(Cretaceous)
第三紀(Tertiary)※注
第四紀(Quaternary)

実はこれ,イギリスの地質学教室で使われている(いた?)「語呂合わせ?」だそうです。

引用元は,『海はどうしてできたのか』|藤岡換太郎|講談社ブルーバックス

山・海・川の形成を,一般向けに解説した「三部作」の第二弾。ワタクシ山中は,川→山→海の順番に読んだので,これが最後の一冊でした。何となく,読みやすさもこの順番で読むといい気がする・・・というのは気のせいかもしれませんが,一応何となく,人間の日常生活から近しい順に読んでいったらスッと入ってきたという。もちろん個人差はあると思いますがね。

地球46億年の歴史を一年に例えると,原始の海は大体,何月何日ごろにできたと思いますか??

2月9日が答え。

蛇足ながら,著者の藤岡換太郎先生の奥様の誕生日が2月9日だそうで,海の研究を続けてきた藤岡先生は「縁」という言葉でこの偶然(?)を表現されています。素敵ですよね?

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※現在では「新第三紀と古第三紀」に分けられる。「新成紀と旧成紀」とも。
旧成紀(Paleogene)
新成紀(Neogene)[/aside]

【対象】受験生のみならず,一般の方にもオススメ
【時期など】いつでも
【位置づけ】読み物
【難易度】学習状況によって理解度には差が出てきそう。誰もがそれなりには理解できるし,誰もがさらに知りたいと思うのではないか。

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